心霊・超常現象

ヴォイニッチ手稿は解読可能?有効とされる解読法5選

ヴォイニッチ手稿は発見から100年余りが経過しているにも関わらず、未だに解明できていない謎の書物です。

  • 一体なんのために、そして誰のために作られたのか。
  • ヴォイニッチ手稿には何が記されているのか。

ヴォイニッチ手稿は、これまでに多くの人物が解明に挑んできましたが、完全に解読出来た人物は依然として現れていません。

大部分が謎に包まれているミステリアスな書物ヴォイニッチ手稿の謎を追跡しました。

▼2019年5月20日追記:新しい解読方法が発表されました。

ヴォイニッチ手稿とは

Photo by Min An from Pexels

1912年、イタリアのローマ近郊にあるモンドラゴーネ寺院で古物商のウィルフリッド・ヴォイニッチの手によって謎の書物が発見されました。

ウィルフリッド・ヴォイニッチが発見したその書物は未解明の言語で書かれており、作者を特定する事も出来ませんでした。

その書物は発見者の名前をとってヴォイニッチ手稿と呼ばれるようになります。ヴォイニッチ手稿は縦23,cm×横16,2cmの大きさで、その厚さは約240ページにも及びます。

ヴォイニッチ手稿には羊皮紙が使用されており、放射性炭素年代測定をした結果、その羊皮紙は1404年~1438年頃のものと判明しました。現代の技術では、いつ頃に作られた物なのか、かなり細かい年代まで分かるものなんですね。

ただ、この検査で分かったのは「羊皮紙が1400年代のもの」という事だけで、実際はずっと後に中身が書き込まれた可能性もあります。

そのため、残念ながらヴォイニッチ手稿が実際に作成された年代については特定が出来ていないのです。

ヴォイニッチ手稿の来歴

ヴォイニッチ手稿の最初の所有者はプラハの錬金術師ゲオルク・バレシュであると言われています。

ヴォイニッチ手稿の表紙の裏側にはラテン語の手紙が1枚だけ添付されており、この手紙はゲオルク・バレシュが1665年に ローマの学者アナシウス・キルヒャーへ向けて書いたものだと分かっています。

この手紙によると、ヴォイニッチ手稿は元々神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が600ダカット(約数千万円)を費やして買い取ったようです。

しかし、ヴォイニッチ手稿はその後マルクス・マルチの手に渡り、手紙にはヴォイニッチ手稿をアナシウス・キルヒャーへ譲り渡す事と暗号の解析はキルヒャー自身へ託す旨が記されていました。

現在残っている記録を遡ると、ヴォイニッチ手稿を所有した最古の人物は神聖ローマ帝国ルドルフ2世だという事になります。

しかし、ルドルフ2生がヴォイニッチ手稿をどこから買い受けたのか、大金を投じてまでヴォイニッチ手稿を買い受けた理由は何なのかについては、未だに謎に包まれています。

ヴォイニッチ手稿を薬品処理して調査したところ、ヴォイニッチ手稿の最初のページの余白には「ヤコブズ・デ・テペネチ」という名前が記されている事が分かりました。

「テペネチ」という人物はヴォイニッチ手稿に深く関わっている人物なのでしょうか。

ヴォイニッチ手稿に記されている文字

ヴォイニッチ手稿に記載されている文字は、どの文明にも当てはまらない全く謎の文字でした。ラテンアルファベット(ラテン語)に近いと言われているようですが、完全な解明にはいたっていません。

発見から100年以上が経過しても解明出来ていない事実から、ヴォイニッチ手稿で用いられている文字はラテンアルファベットに似ているだけで、ラテン語とは全く違う言語なのかもしれません。

ヴォイニッチ手稿の内容

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ヴォイニッチ手稿には、謎の言語だけでなく全ページに渡って実に多くの挿絵が描き込まれています。挿絵から推測した結果、ヴォイニッチ手稿には、以下の情報は記載されていると考えられています。

ヴォイニッチ手稿 目録
  1. 薬草学
  2. 天文学
  3. 生物学
  4. 宇宙学
  5. 薬学
  6. 料理

この事からもヴォイニッチ手稿が残した情報が多岐にわたる事が分かりますね。ヴォイニッチ手稿に描き込まれたイラストで特に有名なのは植物のイラストですが、描かれている植物は地球上で存在を確認する事が出来ませんでした。

また、この事実は2019年現在も更新されておらず、ヴォイニッチ手稿が記すような植物は未だ発見出来ていません。

ヴォイニッチ手稿の解読法は解明されている?

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謎が多く残るヴォイニッチ手稿ですが、今までに沢山の人が解明に挑んでいます。ヴォイニッチ手稿の解明に挑んだ人物が立てた仮設は実に様々です。

今回はその中でも有力とされている解読法や有名な解読法が

  • 人工言語説
  • フラマンクレオール語説
  • ラテン語の変種説
  • テュルク文字説
  • デタラメ説

この五つです。

なぜこれらの説が有力視されているのか、一つずつご紹介していきます。

ヴォイニッチ手稿の解読法① 人工言語説

1945年、暗号の天才との呼び声も高いウィリアム・フリードマンがヴォイニッチ手稿の解読に挑戦しました。

ウィリアム・フリードマンは第二次旋回対戦中、日本軍のパープルコード(通称:九七式欧文印字機)の解読にも成功した暗号解読の第一人者です。

しかし、ウィリアム・フリードマンの健闘も虚しくヴォイニッチ手稿の秘密が暴かれる事はありませんでした。

ウィリアム・フリードマンは、ヴォイニッチ手稿に記された言語は暗号ではなく人工言語ではないかと主張しています。

ヴォイニッチ手稿の解読法② フラマンクレオール語説

レオ・レヴィドフは、ヴォイニッチ手稿に描かれている浴槽に使った女性は、かつて南フランスで栄えたカタリ派の「忍耐礼」の儀式を現していると考えました。

ヴォイニッチ手稿に記された言語はフラマン語を元にしたクレオール語であり、ヴォイニッチ手稿はカタリ派に関する書物であると指摘しました。

クレオール語は、異なる言語を使う人物の間で自然に作り上げられた独自の言語の事です。

しかし、レオ・レヴィドフの主張が主張する内容には不自然な点が多数見られるため、この説は一般的に誤りだと考えられています。

ヴォイニッチ手稿の解読法③ ラテン語の変種説

現時点で最も真相に近いとされている説が、このラテン語説です。この説を最初に唱えたのはイギリスの文献の専門家であるニコラス・ギブズです。

ニコラス・ギブズは、3年間にも及ぶ解析作業の結果、ヴォイニッチ手稿に記載されている言語がラテン語の変種であると突き止めました。

また、ヴォイニッチ手稿に書かれている言語は、暗号などではなく、ラテン語の略語であるとも発表しました。

ニコラス・ギブズによると、ヴォイニッチ手稿に記録されていたのは婦人病の治療法を記した解説書であり、当時の知識の寄せ集めたものだったようです。

ヴォイニッチ手稿の挿絵には裸の女性が描かれており、これは座浴、または伝統的な身体運動を描いたものだと言われています。

ヴォイニッチ手稿の解読法④ テュルク文字説

2018年、カナダの電気技師アメット・アーディックさんは、ヴォイニッチ手稿は古いトルコ語で書かれていると主張しました。アーディックさんが初めてヴォイニッチ手稿を見たのは2014年頃でした。

ヴォイニッチ手稿に記載された独特の文字の中に、アーディックさんは母国語であるトルコ語との類似性を見出し、解読に挑みます。

解読作業はは息子のオーザンさんとアルプさんを巻き込んで行われました。オーザンさんは当初乗り気では無かったようです。

しかし、解読を進めるうち、ヴォイニッチ手稿には音声を表記する「Phoemic Orthoghaphy」と呼ばれるしてきな記述方法が用いられている事に気づき、解読作業に協力的になりました。

アーディックさんの調査により、ヴォイニッチ手稿に記されている文字の内、7つは古いテュルク文字に合致する事が分かっています。

その主張を裏付けるように、アーディックさんが翻訳に挑戦したヴォイニッチ手稿の一節「FOLIO-33V」や「FOLIO67-R」の翻訳に成功しています。

この功績以外にも、アーディックさんはヴォイニッチ手稿内における300以上の単語を発見しました。

ヴォイニッチ手稿の解読法⑤ デタラメ説

Image by Heike Frohnhoff from Pixabay

この説は、そもそもヴォイニッチ手稿に書かれている言語や挿絵がデタラメなのだから、考えるだけ無駄だと割り切る考えです

もし、ヴォイニッチ手稿に記された意味不明な文字や挿絵がデタラメだったとして、240ページに渡るような手の込んだイタズラを実行するでしょうか?

実際に考えつく人はいても実行に移す人は少ないと思いますが、ヴォイニッチ手稿は作り話だという説を一方的に否定する事は出来ません。

しかし、これまで解析に尽力してきた人の証言を見ると、ヴォイニッチ手稿に記載されている文字には一定の法則がある事が分かっています。

そのため、思いつきで始めた軽いイタズラだと切り捨てる事は難しいかと思います。

2chにヴォイニッチ手稿が読める男が出現?

Photo by Luca Bravo on Unsplash

これまで、ヴォイニッチ手稿の解読に挑んで来た人物を紹介してきましたが、2011年、ヴォイニッチ手稿が読めるという人物(以降Aさん)が2chに姿を現しました。

2chに書き込まれた生い立ちを読むと、Aさんは幼少期から大学を卒業するまでに2通りの記憶があるというのです。1つめは普通の中学に通い高校へ進学し……と続き大学を卒業するという記憶。

問題はもう1つの記憶です。Aさんは小学4年生の頃、川で溺れてしまった事があるようで、その時に服を着ていない外国人のような人に助けられたそうです。

助けてくれた人を外国人だと思ったのは違う言語を話していたからだとAさんは語っています。その後、彼らの世界での過ごし方を学び、現地の言葉や読み書きも覚えたAさんは突然亡くなってしまいます。

気がついたらAさんは自室のベッドで横になっていて「こちら」の世界での記憶もキチンと残っていました。しかし、あの地で覚えた言葉の記憶が急激に失われているとの事。

Aさんは自分の中に残っている記憶を搾り出し、「あちら」の世界で覚えた言語で「こんにちは」と書きました。その時の画像がこちらです。

丸で囲った部分が「こんにちは」だと言います。

私達にとっては線を適当に羅列したように見えますよね。しかしAさん曰く、この文字列は「あちら」の世界で「こんにちは」という意味で「ヴェル」と発音するそうです。

もう1つ、「キタコレ!」のような意味の言葉も書いてくれました。こちらは「リェサエラ」と発音するようです。

あちらの世界で表記されるキタコレ(?)

うーむ、こちらも全く読めません……。Aさんは文字っぽい模様を適当に書いてるだけでは? という疑いの声が上がり始めました。

しかし、Aさんが書いて見せたこの字に類似する文字が1つだけありました。謎だらけと噂されるヴォイニッチ手稿です。

Aさんは、ヴォイニッチ手稿の画像を初めて見たようですが、この時書かれている事の半分は理解出来たといいます。

今まで解読に失敗してきた先人の苦労を思うと、半分だけでも理解出来たAさんは明らかに異質だと言えます。

個人でヴォイニッチ手稿について詳しく調査したAさんによると、Aさんと同じような体験をした人物が存在している事が分かったと話していました。

ヴォイニッチ手稿に書かれている植物は、どうやら「あちら」の世界のもののようです。

Aさんが翻訳してくれたヴォイニッチ手稿の1ページ

Aさんは例としてヴォイニッチ手稿に記載された上記のページについて解説しました。このページを書いたのは子供のようですが、間違いなく「あちら」の世界の人間が書いた情報だと言います。

以前いた世界の言語を急激に忘れてしまっている事もあり、ところどころ読めない部分があるようですが、Aさんは分かる部分に限定して翻訳してくれました。

Aさん
Aさん
これらのヴァルナ(草)達にはレウス(根)の数に比例した……があった。レウスが太いほど強いわけではなく、これらを知ることで……であり……

こうした事が書かれているようですがAさん本人にも詳細は分からないようです。

謎の多いヴォイニッチ手稿を翻訳してみせたAさんですが、突然「この世には知らなくても良い事がある。最後に、アダムとイヴとヴォイニッチは、同じ世界での出来事である」と意味深な言葉を残して姿を消しました。

ヴォイニッチ手稿について詳しく調査した彼は、何かを悟ったようですが、ヴォイニッチ手稿には何が記されていたのでしょうか。

Aさんはアレ以来姿を見せる事はなく、ヴォイニッチ手稿の内容については未だ多くの謎が残っています。

まとめ

これまで、謎の古文書ヴォイニッチ手稿をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ヴォイニッチ手稿に関する説や解読法についてお伝えしてきましたが、アナタはどの説が真実だと思いますか?

筆者は最後にご紹介した異世界の書物説が好みですが、ごく最近提唱された「テュルク文字」説はしっかりした裏付けがあり、最も有力ではないかと感じています。

ヴォイニッチ手稿は不気味とも言える挿絵が大量に挿入されている事が特徴でもあるのですが、その内容(真相)が白日の元に晒されてしまうと魅力が半減してしまいそうな可能性もありますよね。

ヴォイニッチ手稿に書かれていた事や2chに姿を現したAさんが何を悟ったのか、非常に気になりますが、蓋を開けて見ると何てことない内容なのかもしれません。