宗教

実在する嘘のような宗教ベーコン合同教会は差別への抗議から始まった

モモカム
モモカム
どうも、お世話様です。モモカムです!

愛すべき朝食の定番ベーコンはお好きでしょうか? 肉の脂身でカリカリに焼いたベーコンは匂いを嗅ぐだけで食欲が出てきますよね。

今回ご紹介するのはアメリカのラスベガスで設立された宗教「ベーコン合同教会」です。

その名の通り、ベーコンを崇め奉る宗教なのですが、一体なぜこのような宗教が誕生したのでしょうか? その歴史を追跡しました。

ベーコンを讃える宗教「ベーコン合同教会」とは

引用:https://unitedchurchofbacon.org/our-beliefs/

ベーコン合同教会(通称:ベーコン教)は2010年に無神論者のジョン・ホワイトサイド氏が友人と立ち上げた新興宗教です。

ベーコンを信仰するなんて、世界有数のベーコン愛好国アメリカならではの宗教ではないでしょうか。

アメリカではベーコンの香りがする香水を開発したり、ベーコンのタトゥーを入れる人がいたりするほどベーコン愛が強いのです。

ベーコン合同教会は、宗教名に違わずベーコンを愛する全ての人を歓迎し、無神論者のために「神を必要としない」結婚式等、冠婚葬祭のサービスを無償で提供しています。

これが無神論者の人々に好評を博し、ベーコン合同教会は現在13,000人を超える信者が集まっています。

ベーコン合同教会の信者は「ベーコン預言者」等の小洒落た洗礼名を受ける事も可能です。洒落の効いたアットホームな宗教ですよね。

ベーコン合同教会に存在する「ベーコン九戒」

  1. 懐疑的であれ
  2. 境目を重んじよ
  3. 無神論者を標準化せよ
  4. 宗教を標準化せよ
  5. 楽しめ
  6. 善くあれ
  7. 関大であれ
  8. ベーコンを讃えよ
  9. 法の下で偏見に抗議せよ

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E5%90%88%E5%90%8C%E6%95%99%E4%BC%9A

以上がベーコン合同教会の「ベーコン九戒」です。元々は十戒まで存在したようなのですが、石版に書くスペースが無くなってしまい、作り直すのも面倒だったため九戒に変更したとの事。

こういうゆるい雰囲気が何とも人間臭くて微笑ましいです。

ベジタリアンはベーコン合同教会に加入出来ないの?

ベーコン合同教会の入会条件は「ベーコンの匂いを愛好する」事。しかし、ベジタリアンの方や豚肉が苦手でどうしてもベーコンが好きになれない人もいますよね。

ベーコン合同教会はそんな理由で入会を断ったりしません。なぜなら、ベーコン合同教会が讃えている「ベーコン」とは、ベジタリアンベーコンやターキーベーコンも含まれているからです。

宗教名やベーコン九戒の教えだけを聞いて「ベジタリアンだし入会出来ない……」「ベーコン好きじゃないから無理だ」と諦めるのは早いです。

ベジタリアンベーコンやターキーベーコンを讃えられるなら、ベーコン合同教会は快くあなたを迎え入れてくれます。

ベーコン合同教会を設立した経緯

宗教名やベーコン九戒等を知っただけの状態では、ベーコン合同教会はただの冗談宗教だと感じますよね。

事実、ベーコン合同教会を設立したジョン・ホワイトサイド氏は、ただの暇つぶし(またはウケ狙い)でベーコン合同教会を設立したように思えます。

しかし、実はベーコン合同教会設立の影には根深い社会問題が隠れていたのです。

無神論者に対する差別への抗議

ベーコン合同教会を設立したジョン・ホワイトサイド氏は無神論者です。

しかし、アメリカ等で無神論者はキチンとした教育を受けていない、不道徳な人というレッテルを貼られ差別対象と認識されてしまいます。

日本に住んでいると実感しづらい部分もありますが、現代でも無神論者というだけで嫌われてしまうという現象が実際に起こっているのです。

日本でいう低学歴の人が社会的に負い目を感じてしまう×100みたいなイメージでしょうか。

ジョン・ホワイトサイド氏は、宗教を持っている人が特権を持つ世の中に疑問を抱き、無神論者に対する差別へ抗議するためにベーコン合同教会を立ち上げたと話しています。

曰く「神は目に見えないが、少なくともベーコンは確実に存在する」との事。そりゃそうだよね。だってベーコンは本物なんだもの

周囲の宗教団体からのバッシングも

ベーコン合同教会の滑り出しは決して順調なものではありませんでした。

そもそもベーコン合同教会は、宗教を否定する精神が根っこにあるため、他の宗教団体から大目玉を喰らってしまったのは当然の結果と言えるでしょう。

あまりにも批判が相次いだため、教会の交渉人サービスを拒否されてしまう事態になった事もありました。

しかし、ベーコン合同教会設立者のジョン・ホワイトサイド氏は、こうした批判に過剰反応する事もなく「馬鹿にされるのも意外と楽しい」と話していたようです。

挑発されても静観出来るのってかなり凄い事じゃないでしょうか。

私モモカムは以前コールセンターで働いていた事があるのですが、顧客に挑発されるは恫喝されるはで胸中穏やかではありませんでした。

大バッシングを受けても「案外楽しいね」なんて言えるジョン・ホワイトサイド氏は理性的な人なんじゃないかと感じます。

まとめ

今回は実在する嘘みたいな宗教「ベーコン合同教会」についてご紹介しました。

日本は良い意味でも悪い意味でも宗教にいい加減なので、「無神論者だから」「無宗教だから」と差別される事はないのですが、宗教差別は現在も確実に存在している事を改めて実感させられました。

ベーコン合同教会は、ネット上では「ベーコンは神」と説明されてる事が多いのですが、無神論者向けの新興宗教なので、その説明はちょっと違うんじゃないかなと感じます。

ベーコン合同教会の入信条件は「ベーコンの香りを愛する事」であって、ベーコンを神格化する事ではないと思うのです。

そもそも、ベーコン合同教会が行っている結婚式のサービスは「神不在の結婚式を合法的に行える」事を売り文句にしているので、ベーコン合同教会内におけるベーコンの認識は神ではないかと。

しかし、海外で無神論者に対する風当たりが強いとは思っていませんでした。ベーコン合同教会が無神論者差別に対する認識を改めるきっかけになる事を祈っています。

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